家電量販店員小説②

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この物語はフィクションです。

「FFでお客様呼んでまーす」レジからインカムが入る。

しかし白物(業界用語で家電コーナーをそう呼ぶ)担当者は誰も行かない。最近FFつける人も少ないので、店員も工事代も覚えてないのだ。わからないことはしない。調べてやろうとはしない。常に受け身で教えてもらわなければしない。言われたこと以外しない。正社員とは名ばかりで、バイト以下の仕事しかしない。

「これいくらになる?」しかしほとんど人は値段を引くのが当たり前みたいに聞いてくる。買ってないのに、前もここで買ったのが壊れたんだと平気で嘘をつく。工事代が追加になるから、さほど安くならない。そんな説明は言っても無駄だから、取り外し・取付も入れて11万5000円になります」というと「11万にならないか?」
「11万だったら今決めてもらえますか?」
「じゃあ考える。」「ありがとうございました!」
ダッシュでその場を去る。「買わないなら聞くんじゃねーよ!」と言えたら幸せかもしれない。
値段交渉だけして帰るお客様。
他の競合を周って、安いところで買うんだろう。好きなようにすればいい。

行雄にレジは空いてません!と言われ腹が立ったが、あのクズと働くのもあと75日の辛抱だとこらえた。

今日は朝ご飯食べてきたから、こんなんだけどすごく調子がよかった。明日は休みだ。幸せだ。

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