結婚と妊活

結婚式と言えば、「この人をどうにか幸せにしてやる」と言ったことを誓う日だ。義理の父にあいさつに行くときもみんな定番のセリフを言うはずだ。「なんとか幸せにしますんで、娘さんを僕にください」と。

しかしながら現実は違う。3年も経てば…いや時間の経過は問題ではないかもな。俺は最初から口だけ野郎でそんなつもりサラサラなかったのかもな。今日も妻にひどいことを言ってしまった。「眠いなら寝てればいいじゃん。機嫌悪いから面見せんな!」何回言ってもひどい癖が直らないから頭に来たのだ。トラウマになりそうな怯えた顔で俺のことを見てた。何回言っても直らない部下のことは諦めて無視するけど、家族はそういうわけにはいかない…と思ったが、どうして大事な人のことを不幸にするようなことばからりするのか、自問自答は永久に繰り返される。

根本的に違う人間だから考え方が違うのだ。3年も子供できないと男でも女並みに悔しくなってくる。今日も小さい子供連れのお客さん来てたな。ちっちゃい子はかわいいなぁ…って一生思いながら生きるんだろうな。頻繁に子供できて、育休・産休に入る女子社員のことを白い目と嫉妬で見ながら生きるんだろうな。

どうして彼女作らないの?→どうして結婚しないの?→どうして子供作らないの?→なんで離婚するの?永遠に繰り返される螺旋地獄。この言葉を発している方は地獄の言葉を発して、相手を追い込んでいることを知らない。子供はもう諦めよう。最初から俺はいらないと言ってたじゃないか?でもどっちも子供が好きだから欲が出てしまった。人生は思い通りにはいかない。欲しいものは手に入らない。妻は諦めていないから、俺は密かに諦めよう。セックスは子供を作るためでなく、スキンシップと性欲処理のためにやろう。もうこれ以上妻を不幸にするのはやめよう。妊娠するのが奇跡で、しないのは不幸ではなく自然なのだ。どうしてそんなこともわからなかったんだ。なんとなくできちゃった結婚した若い奴にはわからない気持ちが今はわかる。

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